感謝の花言葉を持つ花は?「ありがとう」を贈るときに外さない選び方と、避けたい色

和紙の上に置かれた白いカスミソウの一枝と、立てられた二つ折りの無地のカード

「ありがとう」を花で伝えるなら、ピンクのカーネーション・ピンクのバラ・カスミソウから選びます。どれも「感謝」の花言葉で紹介されることが多く、通年手に入り、1本200〜800円で買えます。気をつけるのは花の種類より色で、黄色のバラと黄色のカーネーションだけは避けてください。

古い手紙の上に置かれた3本の淡いピンクのカーネーション
写真はイメージです

感謝の花言葉を持つ花は、どれを選べばいいのか?

「感謝」の花言葉で紹介される花はたくさんありますが、贈り物として使いやすいのは、どこの花屋にもあって、値段が読めて、ほかの意味で誤解されにくい花です。花屋を100軒以上まわってきて、この3条件を満たす花はそう多くないと感じています。

花よく紹介される花言葉1本の目安手に入りやすさ贈りやすさ
ピンクのカーネーション感謝/温かい心200〜400円通年(5月は高い)◎ 誰にでも
ピンクのバラ感謝/上品/しとやか400〜800円通年◎ 目上の人にも
カスミソウ感謝/幸福/清らかな心500〜1,000円(枝分かれで量が出る)通年◎ 主役にも脇役にも
ピンクのガーベラ感謝/崇高な美200〜400円通年○ カジュアルな相手に
トルコキキョウ感謝/優美/希望400〜700円通年(旬は夏)○ 落ち着いた色が多い
カンパニュラ感謝/誠実な愛400〜800円初夏が中心△ 置いていない店がある

迷ったら「ピンクのバラかカーネーションを主役に、カスミソウを添える」組み合わせ。2つとも感謝の意味になり、色も柔らかくまとまります。花屋の友人も、「お礼の花で」と頼まれたら、まずこの組み合わせを出すそうです。

「感謝」の花なのに、避けたほうがいい色はあるのか?

黄色です。花言葉は同じ花でも色で意味が変わるので、「カーネーションは感謝」とだけ覚えていると外します。

  • 黄色のカーネーション。「軽蔑」「嫉妬」と紹介されることが多い色です。明るくて元気な印象なので、つい選びがちです
  • 黄色のバラ。「嫉妬」「友情」。友人になら笑い話で終わりますが、目上の人へのお礼には向きません
  • ダリア。「感謝」の意味もありますが、「移り気」「裏切り」と並べて紹介されることがあり、調べた相手が戸惑います

黄色い花そのものが悪いわけではありません。ガーベラやヒマワリの黄色は前向きな意味で紹介されます。覚えておくのは、「黄色のバラ」「黄色のカーネーション」の2つだけ。

感謝の花で、実際に外したのはどんなときだったのか?

僕がお礼の気持ちで花を買ったときの記録です。これだけ花を買ってきても、意味まで考えるようになったのは最近のことでした。

相手・場面買った花金額店結果
引っ越しを手伝ってくれた友人黄色のバラ5本約3,000円駅ナカの花屋✕ 後日「黄色いバラって嫉妬らしいよ」と笑われた
仕事を助けてくれた先輩ガーベラ5本のミックス約1,500円商店街の個人店△ 喜ばれたが、職場の机で置き場所に困らせた
母へ(帰省のお礼)ピンクのカーネーション3本+カスミソウ約2,000円スーパー併設の花売り場○「母の日みたいね」と言いつつ1週間以上飾っていた
異動する上司へ(個人で)ピンクのバラ3本+カスミソウ約3,500円駅前の花屋◎ 片手で持てて、カードの一言まで覚えていてくれた

1件目の黄色いバラは、色が明るくて「元気が出そう」という理由だけで選びました。友人は笑ってくれましたが、相手が目上の人だったら笑い話では済まなかったと思います。一方、2件目は意味は合っていたのに、職場で渡したせいで、先輩が帰りの電車まで花を持ち歩くことになりました。

うまくいった2件に共通していたのは、ピンク系で、3本前後の小さな束で、カスミソウが入っていたこと。花言葉は「調べられたときに困らない」程度に合っていればよくて、それ以上に効いたのは大きさでした。

相手別に、感謝の花はどう選べばいいのか?

麻の袋に挿され、白い紐で結ばれたピンクのカスミソウの小さな束
写真はイメージです

花の種類より、相手が受け取ったあとどう持ち帰り、どこに飾るかで決めます。上の記録でも、分かれ目はそこでした。

相手おすすめ予算の目安
上司・先輩(職場で渡す)ピンクのバラ3本+カスミソウ。片手サイズ3,000〜5,000円
母・家族ピンクのカーネーション+カスミソウ。花瓶ごとでも2,000〜4,000円
友人ピンクのガーベラかトルコキキョウを数本1,500〜3,000円
取引先・お世話になった方(配送)花瓶のいらないアレンジメント5,000〜1万円

職場の上司へのお礼は、意味より「失礼にならないか」が先に気になると思います。退職や異動の場面なら上司の退職祝いに贈る花、失礼にならない選び方は?に、避けたい花と渡し方をまとめました。母へのお礼で好みが分からないときは母の誕生日、花の好みが分からないときは何を基準に選ぶ?の考え方がそのまま使えます。退職や転職の送別で「がんばれ」も添えたいなら、応援の花言葉を持つ花は?に書いています。

花言葉は、相手にどう伝えればいいのか?

口で説明せず、カードに1行書くのがいちばん自然です。花言葉を知っている人は思っているより少なく、伝えなければ気づかれません。

カードの例:「ピンクのバラとカスミソウは、どちらも『感謝』という花言葉だそうです。本当にお世話になりました」

花屋では「お礼に渡します。ピンク系で、感謝の花言葉の花を中心に、片手で持てる大きさで3,500円くらい」と伝えれば、種類の名前を知らなくても組んでもらえます。注文の言い方に自信がない人は花屋で何を言えばいいか分からない人へも参考にしてください。

よくある質問

「ありがとう」の花言葉を持つ花で、一番無難なのは何ですか?

ピンクのバラかピンクのカーネーションです。どちらも「感謝」の花言葉で紹介されることが多く、通年どこの花屋にもあり、1本200〜800円で買えます。カスミソウ(花言葉は感謝・幸福)を添えると、組み合わせ全体で感謝の意味になります。

感謝の気持ちで贈るとき、避けたほうがいい色はありますか?

黄色のバラ(嫉妬)と黄色のカーネーション(軽蔑)は避けたほうが無難です。黄色い花すべてが悪いわけではなく、ガーベラやヒマワリの黄色は前向きな意味で紹介されます。迷ったらピンク系でまとめると外しません。

花言葉は相手に伝えたほうがいいですか?

伝えたいなら、口で説明するよりメッセージカードに1行書くのがおすすめです。「この花は『感謝』という花言葉だそうです」と添えるだけで照れずに済み、カードは花が枯れたあとも残ります。伝えなくても失礼にはなりません。


この記事の花の価格は、僕の購入経験と花屋の友人への聞き取りをもとにした目安(2026年10月時点)で、季節・品種・店によって変わります。花言葉には決まった出典がなく、紹介される内容は本やサイトによって異なります。僕は花屋でもフローリストでもなく、黄色いバラを友人に渡して笑われた側です。