店舗装花のサブスク、費用の相場は?郵送の定期便と花屋の生け込みを月額で比べました

使い込まれた木のカウンターの端に置かれた、素焼きの花器に挿したユーカリと白い小花、閉じた手帳とペン

店舗に花を飾るサブスクは、郵送の定期便なら月6,000〜12,000円、花屋が飾りに来る「生け込み」なら月13,200〜66,000円(どちらも税込・週1回か隔週)が目安です。レジ横や受付の1か所だけなら、月1.2万〜2万円。差がつくのは花代より、花瓶・水替え・配送料が料金に入っているかどうかです。

店舗装花サブスクの月額の目安(税込)

郵送の定期便6,000〜12,000円/月隔週〜週1回。自分で生ける
花屋の生け込み13,200〜66,000円/月花屋が飾りに来る。花瓶は貸出
レジ横・受付に1つ1.2万〜2万円/月いちばん小さく始める場合
2026年10月21日に各社公式サイトで確認。週1回・月4回で換算
窓際の木のテーブルに置かれた、ガラスの花瓶に挿したピンク系の季節の花
写真はイメージです

店舗装花のサブスクは、月いくらかかるのか?

店舗向けの花の定期サービスは、料金を公開していない会社が多く、「お見積もり」から先が見えません。公式サイトに料金を出している3社を調べて、同じ条件(週1回・月4回・税込)に揃えて並べました。2026年10月21日時点の、各社公式サイトの数字です。

サービス形1回の料金(公式の表記)月額の目安(週1回・税込換算)花瓶注意点
bloomee biz(ブルーミー)郵送。届いた花を自分で生ける3,000円(税込・送料無料)12,000円(隔週なら6,000円)なし最初の4回はトライアル。花の種類・色は選べない
フラワーケント(東京・両国)花屋が飾りに来る3,000円〜(税別)13,200円〜(週の途中の水替えも頼むと19,800円〜)無料で貸出水替えは1回1,500円〜の別料金
フラワー華実(東京・麻布十番)花屋が飾りに来る6,000円〜(税別)26,400円〜+配送料無料で貸出配送料は1回0〜550円(場所で変わる)

花屋が飾りに来る2社は、1回10,000円のコースだと月44,000円、フラワー華実の1回15,000円のコースだと月66,000円(どちらも税込換算)。ホテルのロビーのような大きな装花が、この価格帯です。

花を100回以上買ってきた感覚でいうと、花屋で3,000円分の花を買うと、季節の花とグリーンで10本前後。ブルーミーのブーケ1束プランも「花とグリーン10本以上・長さ30〜35cm」と書かれていて、ほぼ同じ量です。カウンターの花瓶1つ分、と考えると分かりやすいです。

郵送の定期便と、花屋が飾りに来る生け込みは何が違うのか?

木のテーブルの上で、ガラスのピッチャーに挿されたオレンジと白のカーネーション
写真はイメージです

郵送の定期便と生け込み、何が違うのか

郵送の定期便

月6,000〜12,000円税込・送料込

  • 花束が箱で届く
  • 全国どこでも届く
  • いちばん安く始められる
  • 生ける・片づけるのはお店側(1回10〜15分)
  • 花瓶は自分で用意
  • 花の種類・色は選べない

花屋の生け込み

月13,200〜66,000円税込換算

  • 花屋が花瓶ごと持ってくる
  • 前の花も回収して帰る
  • 見た目の完成度が高い
  • 花瓶は無料で貸出が多い
  • 来てもらえる範囲が限られる
  • 水替え・配送料が別料金のことがある

同じ「月1万円台」でも、誰が花瓶に生けて、誰が枯れた花を片づけるかが違います。

  • 郵送の定期便は、花束が箱で届き、スタッフが開けて、茎を切って、花瓶に挿します。1回10〜15分ほどの作業。前の花を捨てる、花瓶を洗うのもお店側です。そのかわり全国どこでも届き、いちばん安く始められます
  • 生け込みは、花屋が花瓶ごと持ってきて、前の花を回収して帰ります。お店側の作業はゼロ。見た目の完成度も高くなります。ただし来てもらえる範囲が限られるので、近くに対応する花屋があるかが先です

花屋を100軒以上まわっていると、店先に「定期装花承ります」「生け込み承ります」と書いてある個人店をよく見かけました。料金表を出していなくても、「週1回、受付に1つ、月2万円くらいで」と相談すれば組んでくれる店は多いと、花屋の友人も言っていました。近所の花屋に直接聞くという手もあります。

料金表に出てこない費用には、何があるのか?

見積もりを比べるとき、次の5つが入っているかで月額が数千円変わります。

  • 消費税。法人向けは税別表記が多く、月4万円なら4,000円の差です
  • 配送料・出張費。1回330円でも、週1回なら月1,320円です
  • 水替え(メンテナンス)。週1回の交換だと、夏は途中で水が濁ります。水替えを頼むかどうかで、フラワーケントの例では月6,000円変わります
  • 花瓶・花器。郵送型は自分で用意します。生け込みは貸出が多いですが、有料の店もあります
  • 最低契約回数・解約。ブルーミーは最初の4回がトライアルで、途中でやめてもその分はかかります。生け込みは契約期間を必ず確認してください

花の持ちは季節で倍近く変わります。夏は4〜5日で傷みはじめ、冬なら1週間以上持つことも多い。夏は週1回、冬は隔週のように季節で頻度を変えられるかも、確認しておきたいところです。

例:1回3,000円の生け込みに、水替えを足すと

  1. 花代12,000円3,000円×4回
  2. 水替え6,000円1,500円×4回
  3. 消費税10%1,800円18,000円の10%
  4. 月額19,800円税込
フラワーケントの公式料金(税別)を、週1回・月4回で計算した例

お店の広さや業態で、予算はどう決めればいいのか?

上の3社の料金から、飾る場所の数と大きさで目安を出すとこうなります。

飾る場所向いている形月額の目安(税込)
レジ横・受付に小さく1つ郵送の定期便(隔週〜週1回)6,000〜12,000円
美容室・クリニックの受付に、きちんと1つ生け込み(1回3,000〜5,000円)13,200〜20,000円台
カフェのテーブル数か所+入口郵送のミニブーケ数束か、生け込み12,000〜30,000円
入口やロビーに大きく1つ生け込み(1回10,000〜15,000円)44,000〜66,000円

飾る場所別・月額の幅(税込)

レジ横・受付に小さく1つ6,000〜12,000円
美容室・クリニックの受付に、きちんと1つ13,200〜2万円台
カフェのテーブル数か所+入口12,000〜30,000円
入口やロビーに大きく1つ44,000〜66,000円
02万4万6万7万円
帯の左端が下限、右端が上限。目盛りは0〜7万円

飲食店とクリニックは、香りの強い花と花粉の落ちる花を避けるよう最初に伝えてください。ユリやフリージアは、料理の香りや患者さんの体調とぶつかります。花の選び方は花を贈るときアレルギーや香りはどう配慮する?にまとめています。

買う側から見て、どこで失敗しやすいのか?

僕は店を持っていないので、店舗装花を契約したことはありません。ただし、贈り物の花で外し続けてきて分かったのは、失敗はいつも「花そのもの」ではなく「置かれた場所」で起きるということです。店舗の花も同じで、よくあるのはこの2つだと思います。

  • 大きすぎる。受付カウンターに高さ50cmの花を置くと、お客さんとスタッフの顔が隠れます。カウンターなら高さ30cm前後までが目安です
  • 手入れが回らない。郵送型を選んだのに、忙しい日に箱が開けられず、花がしおれる。週1回の10分を誰が担当するか決めてから始めてください

開店祝いで届いた花が枯れたあと、「花がないと寂しい」と感じて定期装花を考えるお店は多いはずです。開店祝いの花の相場は開店祝いの花、相場はいくら?に、自宅向けの花の定期便の比較は花のサブスクは個人だとどれがいい?に書いています。

よくある質問

店舗の花は、週1回と隔週のどちらで替えればいいですか?

夏は週1回、冬は隔週が目安です。切り花は夏だと4〜5日で傷みはじめ、冬なら1週間以上持つことが多いからです。季節で頻度を変えられるサービスを選ぶと、冬の費用を半分に抑えられます。

自分で花屋に買いに行くより、サブスクは高いですか?

花代だけなら大きくは変わりません。郵送の定期便は1回3,000円(税込・送料無料)で花とグリーン10本以上が届き、花屋で同じ金額を出したときとほぼ同じ量です。差が出るのは買いに行く時間と、生ける・片づける手間を誰が持つかです。

店舗装花のサブスクは、途中で休んだり解約したりできますか?

サービスによって違います。郵送型のbloomee bizはお届けを休む(スキップする)ことができますが、最初の4回はトライアル期間で、途中で解約してもその分の料金がかかります。花屋の生け込みは契約期間と、休業日・年末年始の扱いを契約前に確認してください。


この記事の料金は、2026年10月21日時点の各社公式サイトの記載をもとにしています。税込の月額は、公式の税別料金に消費税10%を足して4回分にした僕の計算です。僕は花屋でもフローリストでもなく、店舗も持っていない、買う側です。最新の料金と対応エリアは各社にご確認ください。