3,000〜5,000円の花束なら、花屋の予約は前日で間に合います。当日の朝に電話しても、夕方の受け取りなら作ってもらえる店がほとんどです。例外は、3月の下旬・母の日の前1週間・年末は1週間前です。1万円以上の大きな花束や「この花を入れたい」という指定があるときは、花屋の仕入れ日に合わせて3〜4日前に頼みます。
花屋の予約は何日前まで?

花屋の予約は、何日前にすれば確実なのか?
100軒以上の花屋をまわってきて、予約をして断られたのは3月末と母の日前日の2回だけです。それ以外は前日どころか、当日の朝の電話でも作ってもらえています。花屋は毎日仕入れた花を店頭に並べていて、普通の花束はその店頭の花で組む商売です。予約は「席を取る」というより「取り分けておいてもらう」に近いものです。
何日前に頼めばいいかは、頼む内容と時期で変わります。僕の経験で分けると、この表の通りです(2026年10月時点・東京都内の町の花屋での経験と、花屋の友人に聞いた話をもとにしています)。
| 頼む内容 | 普段 | 3月下旬・母の日前・年末 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 3,000〜5,000円の花束(おまかせ) | 前日〜当日の朝 | 1週間前 | 店頭の花で組める。繁忙期は予約分で手一杯になる |
| 1万円以上の花束・アレンジメント | 3〜4日前 | 1〜2週間前 | 本数が多く、仕入れを足すことがある |
| 「この花を入れたい」と指定する | 3〜4日前(仕入れ日の前) | 1週間前 | 市場で仕入れる日が決まっている |
| スタンド花・大きなアレンジ(開店祝いなど) | 1週間前 | 2週間前 | 花器や配達の手配が要る |
| 配達を頼む(自宅・会社へ) | 2〜3日前 | 1週間前 | 配達の枠が先に埋まる |
上の表で「普段は前日でいい」の根拠になるのが、花屋の仕入れの仕組みです。
なぜ普段の花束は前日の予約で足りるのか?

花屋の友人に聞いた話です。東京の花屋の多くは、花き市場のセリがある月・水・金に仕入れをしています。店頭の花は2〜3日ごとに入れ替わっているので、「今ある花で3,000円の花束を」という注文なら、いつ頼んでも作れる状態です。前日に電話をしておく意味は、花を取り分けておいてもらうことと、受け取りの時刻に店が空いているようにしてもらうこと。この2つです。
「ガーベラを入れてほしい」「白とグリーンだけで」のような花や色の指定があるときは、仕入れ日の前に頼む必要があります。金曜に「来週火曜に受け取りたい、青い花を入れたい」と頼めば、月曜の仕入れで青い花を足してもらえます。火曜の朝に同じことを言っても、店にその花がなければ作れません。僕が「このくらいで」と写真を見せて頼むときは、3〜4日前にするようになりました。
当日の店頭で何分かかるか、駅の花屋やスーパーで買えるかは花束は当日でも買える?に書いています。急ぎの日はそちらを見てください。
3月と母の日は、なぜ1週間前に予約が要るのか?
花屋が1年で最も混むのは、3月下旬(卒業・退職・異動・送別)と、母の日の前1週間です。この2つの時期は、花屋の友人いわく「予約で仕入れを組んでいるので、飛び込みは店頭に残っている分しか作れない」とのことでした。年末(お正月の花)とクリスマス前も、それに次いで混みます。
僕が断られた2回も、どちらもこの時期でした。3月28日の夕方に「5,000円で送別の花束を明日まで」と頼んだら、「明日の分はもう予約で手一杯で、店頭の花で2,000円くらいのものなら」。別の店を2軒まわることになりました。母の日前日の土曜は、昼に行ってカーネーションがほぼ残っていませんでした。
3月の退職・送別の花束は、金額と大きさを早めに決めておくと予約の電話がすぐ終わります。相場の決め方は退職の花束、相場はいくら?に、予算で大きさがどう変わるかは花束は予算でどのくらい変わる?にまとめています。
予約の電話では、何を言えばいいのか?
予約の電話で言う5つ(1分で終わる)
- 受け取る日時「明日の17時に取りに行きます」
- 誰に・どんな場面で「同僚の送別会で渡します」
- 予算「5,000円で」
- 持ち帰り方「電車で30分ほど持ち歩きます」
- 避けたいもの「黄色のバラは避けてください」
予約の電話は1分で終わります。店頭で注文するときと同じで、伝えるのは「誰に・どんな場面で・どう持ち帰るか」に、受け取る日時と予算を足した5つです。
「明日の17時に取りに行きます。同僚の送別会で渡す花束を、5,000円でお願いします。電車で30分ほど持ち歩きます。色はおまかせで、黄色のバラは避けてください」
これだけで、花屋は仕入れの要否と、どの花で組むか、どう包むかを決められます。名前と電話番号を聞かれるので、それを伝えれば予約は完了です。前金を求められたことは、1万円以上の注文を除いて一度もありません。店頭での伝え方の組み立ては花屋で何を言えばいいか分からない人へに書いています。
電話が苦手なら、店のInstagramのDMやLINEで受けている花屋も増えています。ただし返事が翌日になることがあるので、前日の予約は電話が確実です。
予約で失敗しやすいのは、どこか?
- 受け取り時刻を曖昧にした。「夕方に」と言ったら、18時に行ってもまだ組んでいなかったことがあります。時刻は「17時に」と言い切ります。遅れるときは電話を1本入れると、花を水に戻しておいてもらえます
- 定休日に受け取ろうとした。個人の花屋は日曜か月曜が休みの店が多いです。受け取り日が休みなら、前日に受け取って家で保管する手もあります
- 繁忙期に「いつもの感覚」で前日に電話した。3月下旬と母の日前は、普段の花屋とは別の店だと思ったほうがいいです。1週間前に頼めば、花も色も選べます
- 予約したのに店頭で長く待った。予約していても、受け取りの時間に先客が多いと待ちます。「17時に取りに来ます。すぐ受け取れるように包んでおいてもらえますか」と一言足すと、レジ横に用意しておいてくれます
贈り物の花で僕が外してきたのは、花そのものより「段取り」でした。前日に1分の電話。それだけで、当日の不安の大半が消えます。
よくある質問
花屋の予約は当日でもできますか?
できます。朝のうちに「夕方○時に取りに行くので、3,000円で花束を」と電話すれば、店頭の花で作っておいてくれる店がほとんどです。花や色を指定したいときや、3月下旬・母の日前は、当日だと希望どおりにならないことがあります。
3月の送別の花束は、何日前に予約すればいいですか?
1週間前が目安です。3月下旬は卒業・退職・異動の花束が重なり、花屋は予約分で仕入れを組んでいます。前日や当日だと「店頭に残っている花で小さいものなら」と言われることがあります。大きな花束や花の指定があるなら2週間前にしてください。
予約するとき、前金や手付けは必要ですか?
5,000円前後の花束なら、名前と電話番号だけで予約でき、支払いは受け取り時という店がほとんどです。1万円以上の花束やスタンド花、配達を頼むときは前金や事前の振込を求められることがあります。受け取りに行けなくなったときは、早めに電話を1本入れてください。
ここに書いた予約の日数は、2026年までに僕が東京都内の町の花屋で実際に頼んだときの記録と、花屋の友人に聞いた仕入れの話をもとにしています。僕は花屋でもフローリストでもなく、買う側です。店や地域で日数は変わりますし、断られた2回のような失敗も、そのまま書いています。


