記念日のバラは何本がいい?本数の意味と、予算から決める現実的な選び方

使い込まれた木の天板に置かれた、生成りの紙で包まれ麻紐で結ばれた赤いバラ3本と、封をしていない白い封筒

記念日のバラは「3本・5本・11本」のどれかを、予算で選ぶのがいちばん確実です。本数の意味は店やサイトによって少しずつ違い、受け取る側が知らないことも多いので、意味から逆算するより「持ち帰れる大きさ」と「予算」で決めて、意味は渡すときに一言添えるくらいがちょうどいいです。

バラの本数の意味は、本当に気にするべきなのか?

本数の意味は、気にしすぎなくて大丈夫です。バラの本数の意味には、花言葉のような決まった出典がありません。花屋や通販サイトが紹介するうちに広まったもので、同じ本数でも書いてある意味が少しずつ違います。

花屋の友人の答えも「本数の意味を指定して注文してくる人は、プロポーズの108本くらい。記念日の注文は、ほとんどが『予算はこれくらいで』から始まる」でした。受け取る側で本数を数えて意味を調べる人も、そう多くありません。

だから順番は「予算と大きさを決める → その範囲で、意味のいい本数に寄せる」です。意味から入ると本数が増えて、予算も大きさも膨らみやすくなります。

記念日によく選ばれる本数には、どんな意味があるのか?

よく紹介される意味と、花屋で買ったときの金額の目安を並べます。赤いバラは店頭で1本400〜800円ほど(品種・季節・店で変わります)。

本数よく言われる意味金額の目安持ち帰りやすさ
1本一目惚れ/あなたしかいない500〜1,000円片手。ラッピングで印象が決まる
3本愛しています1,500〜3,000円片手。電車でも気にならない
5本あなたに出会えて心から嬉しい2,500〜4,500円片手。いちばん記念日らしく見える
11本最愛5,000〜9,000円両手で抱える一歩手前
12本ダズンローズ(感謝・誠実・幸福など12の誓い)6,000〜1万円両手。結婚式や結婚記念日向き
100本100%の愛4万〜8万円5kg前後。車で運ぶ前提
108本結婚してください5万〜9万円同上。予約は1〜2週間前

記念日に向いているのは、表の中で太字にした3本・5本・11本です。意味がまっすぐで金額も現実的、持ち運びにも困らない大きさです。12本の「ダズンローズ」はヨーロッパの結婚式の習わしが由来とされ、結婚記念日なら意味がぴったり合います。

避けたほうがいい本数はあるのか?

気まずくなる本数が、いくつかあります。相手が意味を知っていた場合の話です。

  • 4本。「死ぬまで気持ちは変わらない」という意味で紹介されることもありますが、日本では「4=死」を連想する人がいます。記念日に選ぶ理由はありません
  • 15本・16本・17本。「ごめんなさい」「不安な愛」「絶望的な愛」と紹介されることが多い本数です。予算で何となく15本、が一番起きやすい失敗です

予算を伝えて花屋に本数を任せると、たまたま15本前後になることがあります。本数を任せるときは「4本と15〜17本は避けてください」と一言添えるだけで、その失敗は防げます。

記念日のバラで、実際に外したのは何本だったのか?

付き合って1年の記念日に、僕は赤いバラを11本(約6,000円)買いました。「最愛」の意味を調べて、これしかないと思った本数でした。

本数には、一度も触れられませんでした。言われたのは「どうやって持って帰ろう」と「うちにこんなに大きい花瓶ない」の2つ。待ち合わせはレストランで、帰りは電車。彼女は食事の間ずっと、足元の花束を気にしていました。

翌年は5本(約3,000円)を、短めに作ってもらいました。「これならコップに挿せる」と言われ、1週間ほど部屋に飾ってくれていたそうです。花屋を100軒以上まわり、100回以上花を買ってきても、記念日になると意味と本数に気を取られて、相手が帰り道で困ることを考え忘れていました。

持ち帰りの負担は、意味よりはっきり伝わります。花を贈ること自体のハードルを下げる考え方は彼女に花を贈るのが恥ずかしい人へにも書きました。

本数は、予算と大きさでどう決めればいいのか?

渡したあと相手がどう帰るかで、上限が決まります。

渡す場面おすすめの本数予算の目安
外で会って、相手が電車で帰る3本か5本2,000〜4,500円
家で渡す/車で送る5本か11本3,000〜9,000円
結婚記念日に家で渡す12本(ダズンローズ)6,000〜1万円
プロポーズ108本(車と置き場所の確保が前提)5万〜9万円

もうひとつの基準は花瓶です。一人暮らしの家にある花瓶は、口が細く高さ20cm前後のものが多く、挿せるのはバラ5本くらいまでです。11本以上なら、花瓶ごと贈るか、花瓶のいらないアレンジメントにすると、相手が花瓶で困りません。同じ予算でどのくらいの大きさになるかは花束は予算でどのくらい変わる?に本数とcmで書いています。

花屋には、何と伝えればいいのか?

伝えるのは、本数・色・用途・持ち帰り方の4つです。

「記念日に渡します。赤いバラを5本、電車で持ち帰るので短めに。グリーンを少し足して、3,500円くらいでお願いします」

赤にこだわりがなければ、「濃い赤より、少し落ち着いた赤で」と言うと大人っぽくまとまります。相手が赤い花を好まないなら、白や淡いオレンジのバラでも記念日の花として成立します。本数の意味は、色を選びません。

意味を伝えたいなら、メッセージカードに「5本のバラは『出会えて嬉しい』という意味だそうです」と1行。口で説明するより照れずに済み、カードは花が枯れたあとも残ります。花を喜ばれなかった経験がある人は、妻に「花はいらない」と言われたら?も参考にしてください。

よくある質問

記念日にバラ1本だけを贈るのは、少なすぎませんか?

少なすぎません。1本のバラは「一目惚れ」「あなたしかいない」という意味で紹介されることが多く、500〜1,000円ほどで用意できます。1本のときは花の質とラッピングで印象が決まるので、花屋で「記念日用に1本、きれいに包んでください」と頼むのがおすすめです。

付き合って何年目なら何本、という決まりはありますか?

決まりはありません。年数と同じ本数を贈る人もいますが、3年目なら3本、5年目なら5本は意味も金額も合わせやすい一方、4年目の4本は「死」を連想する人がいるので避けたほうが無難です。年数にこだわるより、3本・5本・11本から予算に合うものを選ぶほうが外しません。

記念日のバラは赤でないといけませんか?

赤でなくても大丈夫です。赤いバラは「愛情」の印象が強く記念日の定番ですが、相手が赤を好まないなら白や淡いオレンジでも記念日の花として成立します。本数の意味は色に関係なく使えるので、色は相手の好みと部屋の雰囲気に合わせてください。


この記事のバラの価格は、僕が買ってきた値段と花屋の友人への聞き取りから出した2026年10月時点の目安で、品種・季節・店によって変わります。11本と5本は、僕が実際に記念日に贈った本数です。僕は花屋でもフローリストでもありません。本数の意味は決まった出典がなく、紹介される内容は店やサイトによって異なります。